OBS授業の特色

OBS授業の特色  

集中連続(モジュール)型授業

本専攻は,事例研究や討論を取り入れた授業を行うために,講義テーマを徹底的に検討できる集中連続(モジュール型)授業を採用しています。通常の大学院で は,毎週1時限(90分)の授業を行いますが,こうした形態では,学生のプレゼンテーション,グループワーク,ディスカッションが中途半端になるだけでなく,1テーマを数週に分散して講義するため,学生がテーマに集中することが難しくなります。

集中連続(モジュール型)授業では,1つの授業を,2時限(90分×2)ないし4時限(90分×4)を使って集中的に学習します。こうした授業形態の有効性は,本学がこれまで実践してきた社会人向け大学院プログラムにおいて実証済みです。

通常,夜間講義は,2時限連続の授業(18:30-20:00,20:10-21:40)とし,土曜日は,2時限もしくは4時限連続授業 (10:30-12:00,12:50-14:20,14:30-16:00,16:10-17:40)とします。しかし,4時限連続授業の場合,毎月1 回の開講となるため,授業の間隔が1ヶ月空いてしまいますが,その間の予習・復習はグループウエアを利用したE-learningシステムを活用し,学習 効果を高める工夫をしています。 例えば,準備・予習期間には,グループウエアの掲示板及び共有フォルダを利用して事前に課題を提示し,授業までに分析・検討してもらいます。復習期間には,掲示板を利用して授業内容に関する質問を受け付け,授業後の課題レポートは共有フォルダにアップロードすることができる仕組みを整えています。

実践的な教育

本専攻において柱となる科目は,実践科目である「ケーススタディ」と「ビジネスプランニング」です。以下では,これらの科目においで何を学ぶかについて説明します。

ケーススタディ
特定企業の抱える本質的な課題を発見し,課題解決のための戦略を構築する

 『ケーススタディ』の授業では,製造業,サービス業,小売業といった様々な業種に属している特定企業のケース(事例)を多 様な視点から分析します。そして,企業が直面している本質的な課題を発見し,課題を解決するための戦略案を考えていきます。 授業の狙いは,不確実な事業環境をしっかり理解する能力に加え,問題解決能力,意思決定能力を養っていくことにあります。  なお,本授業では,1年次に開講される基本科目で学んだ戦略,マーケティング,組織,会計・財務に関する専門的な基礎知識 を使ってケースの分析を行っていきます。1年次後期の「ケーススタディⅠ」はベーシック・コースになりますが,与えられたケースの 情報と既存の分析フレームワークを使って分析の手続き・課題発見・戦略案の選択に関わる標準的な方法を習得していきます。  2年次前期の「ケーススタディⅡ」はアドバンス・コースになります。そこでは,与えられたケース情報だけではなく,他のソースか ら得られた情報を利用することが認められます。また,適切な分析フレームワークの選択だけではなく独自のフレームワークをつ くりだすことも要請されるため,創造的な問題解決の学習が可能となり,複雑な経営課題に対応できる能力を身につけることができます。

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ビジネスプランニング
社会や市場のニーズを察知し,コンセプトを固め, 新たな価値を提供する事業計画に練り上げる

 『ビジネスプランニング』の目的は,新規事業の立上げ・実現プラン(いわゆるビジネスプラン)を企画・立案する能力を身につけ ることにあります。
 ビジネスプランの作成は,自身が身を置く社会や市場のニーズを高い感度で察知し,新規ビジネスに関する着想を得ることか ら始まります。この着想を豊かなものとするためには,日常的に色々な社会事象や課題,現象に関心を持つ必要があります。そこ で育まれる問題意識が,新規事業に関する豊かな着想を閃かせてくれます。
 しかし,着想が豊かなだけではビジネスは成功しません。ビジネスとして成功させるためには,まず閃いた着想を,想定される 競合企業や市場の分析を通じて磨き上げ,“事業コンセプト※1”を確立することが必要です。そのうえで,種々の経営資源(資金, 能力,人材など)の制約などを考慮して,その事業を軌道に乗せるための具体的な行動計画の策定や,ビジネスモデルの中長期 的な成長・発展の方向性などについて“練り込む※2”必要があります。
 本専攻の,『ビジネスプランニング』には1年次後期の「Ⅰ」と2年前期の「Ⅱ」がありますが,「Ⅰ」ではビジネスプランの大まか 立案手順を理解し,「Ⅱ」ではより実践性と実現可能性の高いビジネスプラン(例えば皆さんの会社の新規事業等)を立案しま す。そのため,要望次第で履修者全員と「守秘義務契約」を結んでいただく場合があります。